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おきうとと博多っ子の密接な関係が始まったのは、今から二百数十年前のおきうと誕生の時まで遡ります。
当時の博多は、未曾有の大飢饉に見舞われ多くの人が苦しみ失意の底に沈んでいました。
誰もがあきらめかけたとき、勇敢な漁師が博多湾に飛び込み、そこに群生していた海藻(えご草)を煮詰めて固め、飢えで苦しむ人々に頒布したといわれています。
漁師の機転と愛情が博多を飢饉から救ったことから、えご草を煮つめて固めたその食べものを勇敢な漁師を称えて「沖人(おきうと)」、または人々を救ったことから「救人(おきうと)」と呼ぶようになり、博多っ子の食卓には欠かせないものとなったのです。
人々を飢えから救ったおきうとの原料となるえご草には、
ヨードやカリウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれており、えご草100%で作ったおきうとには食物繊維が非常に多く含まれています。
それでいてカロリーはほとんどないことから、カロリー過多の現代人にとっても「救人」となることは間違いないようです。 |
えご草の長引く不漁により価格が高騰し、多くのおきうと製造業者がてん草などを原料に混ぜるなか、 南里商店は国産(日本海産)のえご草100%にこだわり、独自の厳しい基準を超える品質の良いものだけを厳選しています。
おきうとは、素材の味、色、風味、食感がそのまま反映される素直な食品です。
質の悪い原料を使うと、どう加工してもそのまずさや食感の悪さが残ってしまうもの。
いかなる状況においても良くないものは決して使わない。また、添加物も一切使用しない。
それがのれんと博多の食文化を守る三代目南里一正のこだわりです。
水洗いして幅2~3mmに切り、生姜、胡麻、かつおぶしなどをふりかけ、
醤油またはポン酢でお召し上がりいただくのが、
本来のおきうとのもつ美味しさを最大限に引き出す方法です。 |
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